複数の銘柄を持たなくても分散できる方法 【ETF】
前回のAAPLの投稿で分散投資の重要性を書いてみました。
しかし分散投資をするために複数の銘柄を持つためには複数の銘柄を選ぶという大変な作業が必要になってくるので株式投資初心者には難しいことかもしれません。
しかし、すでに分散された便利な投資もあります。
ブログで以前紹介した投資信託 (カナダではMutual Fundと呼ぶ) もそうですし、最近ではETFと呼ばれる投資先があります。
Mutual Fundは銀行で買うことができるのに対して、ETFを買うには証券口座が必要です。株と同じように日中自分で売買することが可能です。
ETFは投資信託と良く似ていて、たくさんの株を混ぜ合わせてミックスジュースにしたような商品です。
混ぜる株の種類やその配合量等によって各々のETFに違いがあります。
たとえば、セミリ太郎が20年前に買いたかった米国のS&P500 Indexに連動したETF
たとえば配当金重視の高配当ETF、たとえば成長重視のETF、カナダのIndexに連動したETF、全世界に投資できるETF、債権を混ぜたETF、もっともっと色々あります。
ではどれを選んだら間違いがないのか?
分散されていても変なETFを買ってしまったら元も子もない。
もちろん自分で調べて自分で納得いくのを選んで買うのが一番ですが、それにしても種類がありすぎる。
なにを選ぶか分からないうちに時間が経ってしまいやる気が無くなっては困りますので参考までに:
世間一般では米国株のS&P500 Index に連動したETF (Ticker symbol: VOO) や全世界株式に投資するETF (Ticker symbol: VT) などが人気で最適解などとされています。
投資家以外でも知っている人の多いあの有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏もVOOをおすすめしています。
セミリ太郎も保有しています。
このVOOという一つのETFを買うことによってアメリカの会社500社に投資しているのと同じことになる、
一つの銘柄を買うより500社が入ったこのETFのほうが分散されていますね。
自分が買った銘柄の会社が倒産したら投資資金ゼロになってしまいますが、S&P500の構成銘柄の一つの会社が倒産したとしても投資資金が半分にもゼロにもなりません。
これがETFの良いところですね。
ただしこのETFは1年で2倍になったりはしません。
過去のチャートを見ると年平均7%位の上昇です。
(平均なので、20%上がる年もあれば20%下がる年もあります)
このVOOは手っ取り早く稼ぐための投資ではなく、長期で手堅く増やしていく、そういう投資がきちんとできる投資家に向いている投資先だと思います。
今日はETFの紹介でした。
*日本では投資信託でもS&P500Indexに投資できるものもあるようです。