長期保有している配当銘柄が実は選定ミスかもと気づいた場合
長期保有を前提に配当金を目当てに10銘柄を選び購入し保有する、
その5年後、
10銘柄のうちの2銘柄の株価がズルズルと下がってきた、
どうしましょうか?
この2銘柄は選定ミスだったのか?
5年経った今は選定ミス的な感じになっているけどもしかしたら更に後5年間待ったら逆転して10銘柄のうちのトップ2銘柄になったりして。
もし5年後に上がるだろうと確信していてもこのままズルズル下がっている銘柄を持っているのは精神衛生上良くないかも。他の好調な銘柄が羨ましく見えるのは事実。
今は株価低迷こそしているけれど配当金はきちんと払ってくれているから良しとしようか。
配当金はきちんと払ってくれているけれど直近10年間の増配率はその前の10年間より芳しくないからちょっと不安。でも次の10年間はまた復調するかも?
配当貴族銘柄だけど最近の配当性向が高くなりすぎていて不安。
配当貴族の株価がグロース銘柄よりも上がらないのは仕方がないのは分かっているけど長年かけて買値を下回っていると少しさみしい。
それでも今後何十間もこの銘柄が配当金を払い、増配を続け、株主に報い続けていってくれるかもしれないと思うと現在株価が低迷しているからという理由だけでは売れない。
ステートメントを見ても素晴らしい業績ではないとしてもそんなに悪くはない。
このように、配当金を払ってくれている銘柄への投資の場合、その配当金を信じてしまい売り判断という決断の時期が遅れてしまうこともあります。
無配銘柄の場合は上がった株価が自分が買った金額を下回る前に売ってしまうという決断も容易いのですが(セミリ太郎の場合です)、配当金をもらっている銘柄を売る時というのはまるで自分の収入源を放棄するような気持ちになります。
印税放棄、給料放棄、家賃収入放棄、そんな感じです。
上がり続けている配当銘柄の保有は楽ですが、10銘柄持った場合全ての銘柄が順調とはなかなかいかずにどうしてもこういうズルズルした銘柄がでてきてしまいこのように悩むこともしばしば。
今のところはステートメントをチェックして業績が怪しくない限りは保有継続ということにしていますがやはり個々の銘柄の状況に応じて対応することになるのでこれが個別銘柄の難しいところですね。
難しいけどそうやって悩みながらやっていくのが結構楽しいのですが。
結局明確な結論は出せませんが、これらの選定ミスかもしれない銘柄があまりにも自分の感情を揺さぶるような不安材料となるようでしたらさっさと売ってしまい心を落ち着かせてしまうというのも手かもしれません。