セミリタイアとストレスの関係
セミリタイアして良かったことの一つに
"過度なストレスが無くなった" というのがあります。
サラリーマン時代は人間関係のストレスから業務のストレスまで様々なストレスがあり
それが過度にのしかかってくることもありました。
程よいストレスは自分のエネルギーに繋がったりして良い面も有りましたが過度のストレスは精神面に悪影響を与えてくるので気をつけないとメンタルがやられてしまいそうなこともありました。
セミリタイアしてから1年経ちますが、今でもそういうのを思い出すとゾッとします。
そして2度とそういう過度なストレスがのしかかってくるところには行きたくないと思います。
セミリタイアしてみると、仕事も時短なので仕事面のストレスはかなり少なくなりました。セミリタイアして時短勤務にして本当に良かったと思っています。
しかしもし、完全リタイアしてしまうと仕事のストレスは0(ゼロ)になると思いますが、この0という数字はもしかしたら少し厄介な数字かもしれません。
完全リタイア生活をしているとその平穏で安泰な日々のお陰で今度はストレスに対する耐性のようなものが減少していってしまうのではないかと思うのです。
仕事を引退して最初の頃は良いと思います。
例えばある出来事が起こった時、この些細な出来事は仕事の時のストレスに比べたら屁でも無い、引退してよかったなぁ、そんなふうに感じるかもしれません。
しかし平穏で安泰なリタイア生活が続くにつれ、今度は平穏で安泰な日々がデフォルトになっているので、何かが起こった時にこれを大きな出来事のように捉えてしまいストレスに感じてイライラしてしまうかもしれません。
日々の生活があまりにも良すぎて悪いことに対しての免疫力が落ちてしまうかもしれないってことですね。
こんな時に役に立つのがサラリーマン時代のアレやコレやの悪い記憶かもしれませんね。
悪い記憶を故意に引き出してきて、今日のこの出来事はあの時の出来事と比べたらなんてことのない些細なことだなぁ、なんて思うかもしれません。
完全リタイアした暁にはサラリーマン時代の嫌な記憶も役に立つ日が来るかもしれませんね。