損切りが遅れて大惨事になった話 【セミリ太郎のケース】
セミリ太郎が株取引口座を作ったばかりの最初の頃は小さい資金力しかなかったので
たくさん売買を繰り返してキャピタルゲインを狙うという方法を採用していました。
短期間で利益を出すため値動きの激しい銘柄を好んでトレードしていました。
一つの銘柄の取引が数日だったこともあれば利益が出るまで辛抱し数カ月間放置の銘柄もありました。
数日で1〜2%のキャピタルゲインだったり数週間後に5%くらい取れたり
マイナスに転じる前にたったの0.5%のキャピタルゲインをとって逃げるように手仕舞ったり
期間も利益もさまざまでした。
それでも自分ではなかなか手堅くできているなと思っていましたが、、、
2006年5月11日、カナダの金鉱株、ゴールドコープ (G.TO)という銘柄に手を出してみました。(Goldcorpは今はもう無くなってしまいました。どうやらNewmontという会社と合併してGoldcorpという名前は消えたようです)
何故この銘柄だったかは思い出せないほどたいして思い入れも下調べもなかったのですね。
なんだかゴールド関係の銘柄をやってみたい、ゴールドは熱い、そんな感じだったと思います。
ダメですね、こんなんじゃ。
株式投資半年未満の初心者だったので許してあげてください。
ゴールドコープは今はもう無くなってしまったので当時の株価チャートを探し出せないので当時どんな動きをしていたのか見られないのは残念ですが、
当時の他の金鉱株のチャートを見ても特におかしな動きは見られません。
なのに、
ゴールドコープは暴落したのです。
下がる下がる。
当時の自分の経験では(たった半年だけの株取引の経験ですが)こんなに大きく下がったことは見たこと無い。
損切りの%や金額を決めていなかったので損切りが出来なかった。
そして買ってから1ヶ月後の6月12日、$44.72で買った株が$29.00になった時、これ以上下がって "ゼロになる前に売らなければ" という初心者あるあるのパニック売りをしたのです。
(こういう時って何でゼロになるという思考になるのでしょうね。)
マイナス35.15%↓
今までコツコツと1%や2%、
そんな利益を出すためにコツコツコツコツやってきたものが
一気にマイナス35パーセントおおおお。
・・・・・
しばらくショックでした。
皆さんにこのショックを経験してほしくないので
損切りをしないとこうなるぞという失敗談を載せて皆さんを怖がらせます。
損切り、素晴らしい言葉です。
35パーセントもマイナスになる前に
自分のルールを決めてぜひ損切りをしましょう。
セミリ太郎のように自分で失敗してみて損切りの大切さを学ぶこともできますが
大きな損失は結構痛いです。
投資初心者のみなさんには痛い思いしてほしくない。
(でも長年投資していると結局はこういう事態にも遭遇してしまうのかなぁ)
今日はこんなこともあったという懐かしい昔話をさせていただきました。